旧車の内装どうする?旧車の内装のレストア・リペア・カスタムなどを解説!

旧車の内装どうする?旧車の内装のレストア・リペア・カスタムなどを解説!

旧車はこれまで一部のマニアが支持する車だと思われていましたが、近年旧車の価格が高騰していることはご存知でしょうか。現行車にはない旧車の魅力は今や多くの人々が知るところとなっていますが、旧車を実際に購入して愛車にしようとするには、さまざまなハードルがある気がしてしまうのではないでしょうか。そこで今回は、旧車の内装について詳しく解説していきます。

旧車の内装の魅力とは?

まずは、旧車ならではの内装の魅力をお伝えしていきます。

豪華な内装

旧車は、かつて日本で車を所有することが大きなステータスだった時代に製造されていて、現行車と比較して豪華な内装が魅力の1つです。インパネが木目調でそろえられていたり、車内の至るパーツに同様の木目調パネルがはめ込まれていたりと、まるで昭和の応接室が車内で再現されているかのようです。また、ドアパネルやシートがワインレッドなどのベロア調でまとめられているものも人気を博しました。

コックピットのような運転席

運転席に座った時に、無数のツマミやボタンが目に入るはずです。各種警告灯やオーバーヘッドコンソールまで合わせて、飛行機のコックピットのような風情があって旧車ならではのワクワク感を感じられるでしょう。

「ハイソカー」の流行

1980年代に巻き起こった「ハイソカー」ブームはご存知でしょうか。自家用車を持つこと自体がステータスだったその時代に、ゴージャスな内装が流行しました。トヨタのソアラ・マークⅡ・クレスタなどは毛足の長いカーペットが敷き詰められ、ふかふかなソファのようなシートが備わっていたのです。とくにワインレッドのインテリアカラーが好まれたのは、日本人が見るからにゴージャスだと分かる見た目のものを求めていたという背景があります。

この頃の日本は海外旅行者数も増え、欧米へのあこがれが強まっていたことで、ロールスロイスやキャデラック、ベントレーといった超高級欧米車に似せた内装が流行ったという背景もあるようです。

旧車の内装のリペアとは?

「リペア」とは、「修理・修繕・補強する」、または「回復させる・取り戻す」と言う意味の単語です。旧車の内装をリペアするという場合には、パーツを交換するのではなく修理が必要な部分を修繕することを意味します。

リペアの対象となるのは、合皮や本革、ファブリックやビニール、プラスチックなど幅広く、シートやダッシュボードなどが対象となるでしょう。たとえば本革シートは経年劣化でひび割れや変色が起きたり、擦れて破けたり色が剥げたりしがちですが、部分的または全体的に修理補修することで美しくよみがえります。手で触ることの多いハンドルも色剥げが多いものの、リペアでぐっと美しくなることでしょう。

太陽光によって高温になりやすいダッシュボードは、変色したり色褪せたりといった劣化が起こりやすいパーツですが、部分的な劣化はリペアが可能です。旧車のパーツはなかなか同じものが手に入りにくいものですが、リペアなら新しい部品を探す必要はないのです。

旧車の内装のレストアとは?

「レストア」とは「復活させる・復元する」という意味で、旧車の一部を修理するのではなく、見た目も込みで車全体を新しく生まれ変わらせることを言います。機能面だけでなく、内外装ともに旧車を製造時のような新車の状態に戻すのです。

レストアは、メカニズムからドア、ボンネットなどのパーツを全て取り外し修復作業をします。内装もダッシュボードやシート、フロアやインテリアパネルまで全てきれいな状態に修復しますが、この時あくまで製造時の状態に戻すのがレストアのポイントです。つまり、革のシートを別の素材に張り替えることはしません。ただし、製造時そのものの革が手に入ることは少ないため、ごく似たものを探して張り替えることがほとんどです。

このように、製造時のオリジナルに近い素材を使ったり、手に入るものは製造時のパーツを購入したりして、内装をまるで新車の時のような状態によみがえらせるのがレストアなのです。

旧車の内装のカスタム・ドレスアップとは?

「カスタム」とは、旧車を自分の好みに改造することです。内装だったら、ダッシュボードや天井、ドアの内張りなどを好きな素材に張り替えられます。メーター周りやスイッチ周りをかこっている樹脂などでできているインテリアパネルを好きな色で塗装することも可能です。ほかにも。ハンドルカバーやシートベルト、ペダルカバーなどを交換するなどと、大小さまざまなカスタムが考えられます。

そんなカスタムの中でも、より自分の好みを強く打ち出して見た目重視で装飾性を高めることを「ドレスアップ」と呼びます。ドレスアップする場合は、「スポーツ仕様」だったり「VIP系」だったり「USDM」だったりと、テーマを決めて統一感を出すのが主流です。

初めての旧車選び!どこで買う?

現行車を購入するにはディーラーや中古車販売店を利用する人が大半でしょうが、旧車となるとどこで購入すればいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。今までお話してきたように、旧車は内装の状態も悪いままでの購入になることも多いので、レストアやリペア、カスタムやドレスアップなどの必要も必ず出てくるのです。そんな内装のレストアなども視野に入れて、旧車の販売店を選ぶのがおすすめです。

そこでここからは、旧車の販売店選びのポイントを紹介していきます。

販売店の得意ジャンルを知る

一口に旧車と言ってもさまざまなタイプがあり、特定ジャンルに特化したラインナップをそろえる販売店もあります。自分が欲しいと思っている目当ての旧車を多く取り揃えている販売店なら、多くの選択肢の中から気に入った1台が選べるでしょう。

レストア、カスタムなどを直接扱っているか

旧車の販売店の中には、ただ旧車を販売しているだけの店と、レストアやリペア、カスタムなどを自社工場で直接扱う店とがあります。旧車は専門的な深い知識が必要であり、自社工場を展開しているということはそれだけ専門性が高い店だと言えるでしょう。また、購入店でそのまま内装についても相談できるのは、また新たなレストア店を探す必要もないので忙しい人などはとくに利便性が高いのがメリットです。

整備・修理も可能か

旧車はパーツの多くが経年により劣化が進んだ状態のため、レストアをしたとしても修理は避けられないと考えた方がいいでしょう。そして、旧車の修理は専門知識や豊富な経験が必要なため、対応できる整備士も少ないのが現状です。万が一故障してしまってから、修理してもらえる店がないのでは大変です。

事前に旧車の修理に対応してくれる店を探しておく必要がありますが、修理工場も備えている販売店なら別に店を探す必要もありません。重大な故障を避けるために日々、定期的に整備をお願いするのもおすすめです。

専用パーツの供給ルートもチェック

旧車の部品はすでに生産終了していることが大部分なため、一般的な店では修理に対応できないという側面があります。取り扱っている旧車に適合するパーツの供給ルートがある販売店なら、安心でしょう。

まとめ

旧車は近年人気が高まっていますが、購入時すでに内外装ともにダメージがある状態のものが大半なのでリペアやレストアは必要不可欠になります。また、自分好みにカスタムやドレスアップした内装も素敵です。対応してもらえる店は少ないので、旧車の内装も手掛けられる販売店で旧車を購入するのがおすすめです。

「川西自動車整備工場」では、旧車の販売とともに修理・整備・車検や板金塗装、そしてドレスアップやレストアも行っております。とくにレストアはフェアレディーZやケンメリなどのレストアも数多く手掛けております。セミレストアからフルレストアまで、さらにカスタムやドレスアップもお任せください。

  • Line
  • Facebook
ページ上部へ